目のチカラ

初心者の方が多い私の教室で、以前から思っていたこと。
それは、目のチカラの害です。

生徒さんの中には、楽譜が読めない方もいらっしゃいます。
楽譜が読めるようになりたいという希望をお持ちの方には、その練習も兼ねて必ず楽譜を見て演奏してもらっていますが、しかし。

この「楽譜を見る」というのが、演奏の邪魔をすることが多々あるんですね。
目から入る情報は、他の器官から入る情報よりも強いのでしょう。
楽譜を読み慣れている人は、【見る(読む)→理解する→行動する】
という一連のことが素早くできるのですが、読み慣れていない人は最初の「理解する」というのに、まず時間がかかって、その後の「行動する」も、アコーディオンは同時に色々やらなきゃいけないので、混乱するみたいです。特に右手と左手が違う方向に運動するときなど特に。こういう方に試しに暗譜で弾いてもらうと、スラッと弾けるということは、よくあります。その場合は、それでOK。

他にも、曲が弾けるようになった頃に、曲の途中から演奏してくださいとお願いすると、ボロボロになることも。
これは、
1.曲の頭から弾くことに慣れすぎてしまっている
2.曲の途中からなので、楽譜を見なければいけない(慣れてくると、あまり見なくなる)

という状況があって、一定の流れに乗っていた普段の演奏に新たに「見る」という作業が追加されるからかな?と思ったり。

昨日のレッスンでは、「楽譜を見ると混乱する」状態の初心者の方に、まず暗譜で演奏してもらって、その後は楽譜上の覚えられなかった情報(蛇腹の開閉タイミングや、左のコード進行)だけ見るようにしてもらいました。こういう楽譜の見方は訓練が必要ですね。

暗譜と言えば・・・アコーディオン奏者の友人は、暗譜する時に《楽譜を画像として覚えている》と言っていました。これ、目のチカラを使ってますよね。
暗譜が苦手な私はこの話を聞いてから、とにかく楽譜全体を絵のように見るということをやっています。

害が大きい目のチカラですが、この力の強さをもっと有効に使えないものか・・・。今は思いつかないけど、ちょっと考えてみようと思います。

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