2本の動画

6月23日のリサイタルの演奏動画2本を、YouTubeにアップしました。

1本目はアコーディオンソロで、W.A.モーツァルト「“あぁ、ママに言うわ”による12の変奏曲」。

2本目は、ヴァイオリン、チェロとのトリオで東俊介「デカルコマニー:シューベルト《音楽に寄せて》より」。
リサイタルでは、作曲者ご本人による解説付きでした。

decalcomanie

デカルコマニーという言葉の意味をご理解いただいてから聴いた方が、きっとイメージが膨らみやすいと思いますので、初演時のプログラムノートを載せておきます。

 デカルコマニーとは、紙に絵の具をのせて、それを二つに折るか別の紙で挟み、上から絵の具の部分を押し伸ばして写しとる…という、美術で使う手法です。紙を開くと、それぞれの紙には少しずつ違う模様ができています。
 この曲は、その絵の具の代わりにシューベルトの音楽でデカルコマニーをやってみたら、二枚の紙には一体どんな違った模様(音楽)が出来るのだろう?という発想から作曲しました。
 押し伸ばされて広がった絵の具の道をなぞるように進行するこの曲は、絵の具がすっかり伸ばされた模様の先の先…元の模様がほとんど残っていないような遠くから始まり、中間部に向けて少しずつ元の絵の具(シューベルトの音楽)が現れていきます。
後半はその逆に、美しいシューベルトの世界から徐々に遠ざかり、もう片方の紙にできた模様に向かって進んで行く…という物語で、一楽章„links”(左の紙)、二楽章„Mitte”(元の絵の具)、三楽章„rechts”(右の紙)という三楽章から成り、全て【attacca】で繋げて奏されます。

(東 俊介)

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