今、演奏のお仕事で使っているメイン楽器を修理に出しているので、練習はレッスン用の2回りぐらい小さい楽器でしているのですが、これがやりにくくて、やりにくくて・・・何がやりにくいかというと、
弾くボタンの位置が身体に近すぎる。
楽器の形状のせいか身体で固定しにくく、楽器がぐらつく。

そこで、前回の記事「座布団作戦」を私も試していました。
挟む位置によっても変わるので、ここ数日、最適な場所を探した結果・・・

そこは、右胸の左側ということが分かりました!

右・・・の左?ややこしいですか?
えっと・・・右胸の谷間寄り、と書くと分かりますか?

座布団の位置

この辺りに座布団を入れると、一番楽器が固定されてグラグラしないし、蛇腹の開閉も楽なことが分かりました。

これより下のお腹の方になると、お腹が押されて苦しいし、これより左に寄り過ぎると、挟んでいても楽器はグラグラするんです。

ちなみに、そこ以外が当たってなくても、そこさえ当たっていれば、楽器は固定できる気がします。
もちろん楽器は膝の上に載っていて、楽器の左下は太ももの付け根辺りに当たっていますが、お腹には当たっていなくても大丈夫でした。
写真じゃ分かりにくいですが、お腹の辺りは手が入れられそうな感じの隙間があります。

座布団の位置2

ふと思ったのですが、お腹より胸の方が出ているスタイルの良い女性、胸とお腹の出方が同じぐらいの男性は、この楽器が当たる位置さえ分かるようになれば、座布団無しで弾きやすい状態に簡単に持っていけそうですね。
反対に、上半身が薄い人(私?)、お腹の方が出ている人は、そのままでは、ここが当たらないので、楽器の操作が難しいのかなぁと思ったり。
右胸の左側は、鍵盤を見ようとして楽器を倒すと、最初に身体に当たらなくなる場所でもありますね。

さて、この小さな座布団。右胸の左側の狭い範囲が楽器に当たればよいので、本当に小さなもので構わないと思います。

小さな座布団3

私は、着なくなった服を折りたたんで、厚さ約3cm(少し上から押した状態)
大きさは13cm×16cmのものを使っています。
適当な厚さは人それぞれで、私は普段ぶ厚い楽器を使っているので、これぐらい楽器が離れてくれると弾きやすいです。

巾着などに入れて、肩ベルトにくくり付けるのもいいと思いますし、あえて固定せず挟むだけにすると、姿勢が崩れれば落ちてくるので、姿勢に気づきやすいというメリットがあります。

ピアノ式の方だけでなく小さなボタン式の方も、ちょっとお試しあれ!