左ボタンの見つけ方/初級から上級まで

アコーディオンレッスンvol.11

はじめに

アコーディオンレッスン記事、第11回目です。
先月から私用でバタバタしており、動画だけ先に公開しました。
(長い動画になりました。36分25秒)
すでにご覧いただいた方もいると思いますが、改めて文章でも解説していきたいと思います。

初心者の方にとって「左ボタンが見つけられない」「列がずれる」といった問題は蛇腹と同じぐらい大きな課題になりますね。
私自身は小さい頃から演奏してきていたので、指が迷子になっていた時期を覚えていないのですが、自分はどうやって見つけているか・見つけられない人と何が違うのかを見比べることで、いくつかのポイントが見つかりました。

例題を使いながら説明します。

例題

複数の指を使う

まず見つけられない方の特徴として、一本の指だけでボタンを探していることが挙げられます。演奏時には人差し指〜小指まで使うと思うのですが、探す時にも複数の指を使って移動・探索しましょう。

複数の指を使えば、2本の指が同じ列上を移動していることが分かりやすいですし、斜めに進んで別の列にいってしまうことも少なくなるのではないでしょうか。

形を崩さずに移動する

そしてこの複数の指の形は崩さないことが肝心です!
例えば、C(薬指)とCM(中指)ボタンを弾いているとして、移動時に薬指と中指を離さないこと。指同士をくっつけて上下に移動してみてください。
列がずれる場合は、ほぼ確実に指同士が離れてそれぞれが違う動きをしてしまっています。指の形を崩さずに固まって移動しましょう。

基本ベースラインが重要

迷子になってしまうのは、今自分がどこにいるのか分からなくなるからです。
アコーディオンの左ボタン上で、自分の居場所を知る術はベースラインにある印のついた3つのボタンから探るほかありません。
ですから、常にベースライン上に指をのせることが肝心です。
ベースラインの奥の列・対位ベースに指がのっていたとしても、移動する際には一旦ベースラインに戻って、今の居場所を確認してから移動です。

探す順番が大事

ボタンを探す順番が音の出てくる順番ではない方が良い場合があります。
前述したようにベースライン上のボタン、そこから私たちは様々なコードボタンや対位ベースを見つけています。
ということは、ベースライン上のボタンが分かっていないとコードボタンが見つからないということが起きます。
具体的には、例題③のF#とAマイナーを弾かなければいけない場合。
音の順番としてはF#を先に見つけようとしますよね。ところが、F#は見つかってもAマイナーが見つからないということが起き得ます。
なぜなら私たちは、AのベースボタンからAマイナーを見つけているからです。
ということで、この場合は先にAとAマイナーに指をのせてからF#を探すのが間違えずに弾くコツです。

ここは多くの方がつまづきやすい所だと思います。
ゆっくり練習してみてくださいね。

使っていない指を使う

ここからは、ある程度弾けるようになった方が対象になります。
左ボタンを弾いている時、同時に次のボタンを探せるようになると動きがどんどんスムーズになります。見えない分、指の感覚を最大限使う必要があります。
使っていない指もきちんと活用しましょう。
これまで私が説明してきた通りの順番でボタンを探さなくても良いこともあります。常に次のボタンへの準備をすると、テンポの速い曲でも間違えずに弾けるようになりますよ。

例題

さいごに

以上のポイントを頭に入れて、ゆっくり練習してください。
焦りは禁物です。数打ちゃ当たるで練習をしても、間違える回数が増えるだけですので、とにかくゆっくりと指先の感覚を研ぎ澄ませるつもりで練習してください。
「列がずれる」問題には、もうひとつ原因があります。
そちらについては次回お伝えしますね。

ご質問ご感想は、YouTubeコメント欄、各SNSでも受け付けていますのでお気軽にお寄せください。アコーディオン演奏法について扱って欲しいテーマも募集しています。

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