毎週月曜日配信の教則本シリーズ。
今回もPalmer Hughes Accordion Course Book2より選曲。

今日は「She’ll be comin’ ‘round the mountain」です。

この曲は日本では「みんなのうた」の「ピクニック」として、よく知られています。ピクニックでは、〈ララララ アヒルさん・・・〉のメロディー部分ですね。
原曲のメロディーは黒人霊歌「When the Chariot Comes」からで、それを元に登山家たちが作った歌、とのこと。1890年代にはアメリカ中西部の鉄道労働者たちの間で広く歌われていて、初出版は1927年。(Wikipedea参照)

この曲の奏法上のポイントは、アクセントでしょうね。
アコーディオンの場合、アクセントを大きい音だと思って蛇腹を操作すると上手くいきません。大きい音=空気量増なのですが、そうすると往々にして全体が大きくなるだけで、その音だけを強調するのが難しくなります。
ですので、アクセントを演奏したい時には、蛇腹を速く動かして止める(または元のスピードに戻す)と考えるのがいいと思います。
動画では、その辺りをちょっと大袈裟にやっているので、是非ご覧ください。

さて、この曲の関連動画もご紹介しましょう。
まずは1962年の「みんなのうた」。

次に、アコーディオンも登場するこちら。
Ramblin’ Tommy Scott/She’ll Be Coming Around The Mountain

そして子供のための、こんなバージョンも。
Pete Seeger/She’ll Be Coming Around the Mountain

最後は、1941年のドナルドダック!なかなかシュールというか、どっちもどっち…な内容ですが、この曲のアレンジ面白いですよ。
(動画の埋め込みできないようなので、リンクからどうぞ。)

https://youtu.be/EUdUzKiVX-s