最近、演奏活動が少ないですが、水面下で色々とやっております。

時期が来ましたら、ババーン!と公表いたしますので、もう少々お待ちください。

さて!

最近は、レッスンした内容が自分自身にも返ってくることがあり、非常に充実。

この間、蛇腹の開閉をする時の左腕の使い方を2人の生徒さんに別々に教えていて、

ふと自分はどうかな?と思い、練習中に色々と試してみました。

蛇腹を左の手の平だけで押してしまう人は結構多いのですが、左指を動かしやすくするためには腕で押す方がいいのです。

(左腕のアコーディオンに当っている部分。点ではなく、面で押すと私は言っています。)

もちろん私も腕で押しているのですが、この間は特にそれを意識して練習してみました。腕の楽器に当たっている部分で、グッと押す。

普段、あまり意識していなかったことなので、色々発見がありました。

まず、特に左手で速いパッセージを弾く場合に、指が自由になったんです。倍とまでは言いませんが、かなり速く動く。興奮!

押しながら指の力を抜くのって難しいなぁと思っていましたが(特にフォルテで速く弾かなければいけない時)、押すことを

全部腕に任せてしまえれば、もっと指の力を抜けそう。力が抜ければ、長くて速いパッセージも疲れずに演奏できます。

それと左手が速い部分を演奏する際、時々上腕が疲れることがあったのですが、これも全く無し。

この「腕に任せること」を自然にできるようになるまで練習したら、かつて指が疲れてしまって上手く弾けなかった

あの曲・この曲を、もう一度やりたい!

・・・と、この日の練習は静かに大興奮していました。(笑)

そういえば昔、あるアコーディオン奏者が言っていたことを思い出しました。

「アコーディオンの左手(腕)は、弾く力(ボタンの操作・指)と蛇腹の操作(腕)に使う力は別でなければいけない。」

当時は、繋がってる腕と手で、どうやってそんな役割分担ができるのか、さっぱりわからん・・・と思ったのですが、

今は全くそのと〜り!と思っています。