小さな楽器のベルト考察つづき。
次は「立奏または楽器が膝に載らない」場合です。
楽器の角が少しだけ脚に載る場合も、こちらに当てはまります。

小さな楽器・立奏

立奏の場合は、座奏よりも背中ベルトは上に合った方が楽です。ポイントは、楽器の重さが首の横やその延長線上(肩の真上)、鎖骨周辺にかからないこと。ここに重さがかかると、確実に肩凝りに。
肩の背中側に楽器を引っ掛けるような感じにすると、肩凝りはマシになると思います。(この背中に引っ掛けるような感じは座奏の場合も重要です。)
 背中ベルトは肩甲骨の上、ちょうど脇の辺り。背中の一番飛び出しているこの辺りにベルトを通して、背中で楽器を支える形にします。

小さな楽器・立奏2
小さな楽器・立奏3

立奏すると、どうしてもお腹を前に出して身体を後ろに倒したくなると思いますが、これをやってみると前述の肩凝りの原因になる箇所に重さがかかったので避けたほうが良いと思います。

お腹が出ていて、お腹に載せられる人や(笑)、ものすごく体幹がしっかりしている方なら大丈夫かもしれませんが、腰にも悪そうです・・・。
立奏の場合も座奏同様、蛇腹を《押す》時には左肩ベルトと背中ベルトを使います!

最後にピアノ式の場合ですが、背中ベルトの位置は同じです。
ピアノ式の方が楽器に高さがあるので、小さなボタン式より楽器を安定させるのは楽なような気がします。

以上、小さな楽器のベルトについて、でした。
あくまでも私が今日1日試してみて出した案ですので、もっといい形があるかもしれません。今後、また考えてみます。